1)気管支喘息の症状
呼吸困難の発作ですが、咳だけの場合(咳喘息)もあります。
2)気管支喘息の原因
・アレルギー:アレルギー体質で副交感優位タイプに発症し易い傾向があります。
・気道の感染:風邪などが誘因となって発作が出現することがあります。
アトピー性喘息と感染性喘息に分類する考え方がありますが、多くは両方の要素があると考えて治療してます。
東洋医学的には脾虚・腎虚・お血・痰飲など複数の病証が合併しているケースが多いです。
3)気管支喘息の治療
非発作時
体質傾向の改善-脾虚・腎虚・お血・痰飲などを改善する治療を行ないます。
風邪の予防-脾虚・肺虚などを改善する治療を行ないます。
発作時
呼吸困難の緩和-収縮した気管支を拡張する目的で洞刺などを行ないます。
気道の感染症状の軽減-孔最・照海などの施灸が有効です。
*気管支喘息では予防(発作が出現しなくなるようにすること)が重要です。
体質が改善し、風邪をひきにくくなれば良くなります。