頚腕症候群の原因と治療
1)頚腕症候群とは
頚部から上肢にかけての痛み・しびれをきたす疾患の総称です。変形性頚椎症・胸郭出口症候群などが原因疾患となります。
2)頚腕症候群の原因
①変形性頚椎症-加齢による頚椎の変形・椎間板の変性などにより、上肢へ行く神経が圧迫されて起こります。
②胸郭出口症候群-首にある斜角筋・小胸筋の過緊張により、上肢へ行く神経・血管が圧迫されて起こります。斜角筋の過緊張は精神ストレス・喘息などで起こります。小胸筋の
過緊張は黒板に字を書く様な動作・長時間の運転などで起こります。
3)頚腕症候群の治療
①斜角筋・小胸筋の筋緊張緩和
②上肢の血流障害の改善
③頚部の支持力の改善
などを中心に行ないます。