慢性関節リウマチの原因と治療

1)慢性関節リウマチの症状と診断
 関節の痛み・腫脹・変形が主症状です。この症状は加齢で起こる変形性関節症と似ていますが、以下の診断基準で鑑別されます。

 

 慢性関節リウマチの診断基準
  1.朝のこわばり−1時間以上
  2.関節炎−3領域以上
  3.手指の関節炎−1関節以上
  4.対称性関節炎
  5.皮下結節
  6.リウマチ因子陽性
  7.X線上の変化−手指における

  7項目中4項目以上あれば慢性関節リウマチと診断されます。
  (1〜4は6週間以上続くことが条件)

 

2)慢性関節リウマチの原因
 慢性関節リウマチは自己免疫疾患の一つです。発症の原因としては@環境要因(微生物感染など)、A遺伝的要因、B免疫学的要因 (自己反応性Bリンパ球・Tリンパ球の活性化)などが考えられています。

 

 その他病巣感染が存在しても慢性関節リウマチになることが指摘されており、私はこの病巣感染に注目しております。


 病巣感染とは扁桃炎・中耳炎・副鼻腔炎・虫垂炎・前立腺炎・歯周病(歯肉炎・辺縁性歯周炎)などの炎症が慢性的に存在し、その病巣に対する抗体がウィルスや細菌と分子相同性のある自己組織を攻撃することによって起こると考えられています。

  
3)慢性関節リウマチの治療
   @鎮痛−手背部などの鎮痛作用のある経穴を用います。
  A消炎−関節の炎症に対して消炎作用を目的に井穴などへ治療します。
  B関節可動域の改善−運動鍼などで関節可動域を改善させます。
  
  上記以外に病巣感染なども念頭に置き治療しております。